夢の中の世界へ、行ってみた
僕は、何かに夢中になったことがない。
正確には、なったことがなかった。
以前、知人にそんな話をしたら、そんなわけないしょ。と。
それは今僕がそれなりのポジションでそれなりの仕事をしているから。だそうです。
キャリアを積み上げてきたのは何かに打ち込んだから、夢中になっていたからでしょ、と言われました。
そもそも、夢中ってどんな意味だっけ。
夢中［名・形動］
１ 物事に熱中して我を忘れること。また、そのさま。「夢中で本を読む」「競馬に夢中になる」「無我夢中」
２ 夢を見ている間。夢の中。
「多数は猶安眠の―にあり」〈独歩・愛弟通信〉
３ 正気を失うこと。また、そのさま。
「余りの嬉しさに…―な程でした」〈若松訳・小公子〉
デジタル大辞泉 より
知人が指摘したキャリアの件。
20代の頃、僕は最初の会社でマーケティングや人事、広報など複数部署を兼任。200日強休まず働きつづけた下積み時代もありました。
でもそれは決して、仕事に夢中になっていたんじゃない。
仕方がなかっただけ。
☑︎社会人ってそんなもんだと思っていた
☑︎逆らう選択肢がなかった
☑︎今で言うブラック企業だった（当時）
ただ、それだけです。
でも、今は当時のことを感謝していて。
「完全に自由にしていいよ」
当時の僕がもしそう言われたら、あんなにストイックに働かなかっただろうから。
胃に穴が開くほどのストレスを抱え、倒れそうになりながら働いていたので、何とか工夫して仕事を合理化出来ないかと模索した。死にそうだったから。
人って命に関わるレベルの危機が迫ると進化するんですね笑
じゃあ、趣味ではどうか。
僕の趣味はグルメ、旅、音楽、ゲームとか。
中でもずっと昔からの趣味は音楽とゲーム。
好きになってハマったアーティストやゲームはあります。
音楽ならサカナクション。
ゲームならドラクエやマリオ、モンハンなど。
音楽は日常や習慣に近い存在。
かかっているのが当たり前、くらいな感じ。
常に新しいアーティストを探しては気になったアーティストを深く掘る。
それが日常。
ゲームはハマるけど飽きるのも早い。
ドラクエはかろうじてクリアし続けているけど、最近は仕事が忙しくて買うゲーム買うゲームが途中で止まっていたり。
ひとつ気づいた。
忙しいから…仕事だと言わないようにしている言葉。
僕は、自分に甘かったんじゃないかとふと思った。
自分の意志で徹底する決意が足りない。
誰かや仕組みで強制されないとできない。
そういう意味では、これまでサラリーマンでよかったのだとも思う。
そんな僕の大好きな仲間たちはみんな熱量がハンパない。
●毎日ブログを更新し続ける人
●会社を辞めてフォトグラファーに転身した人
●社会的な問題を解決する為に起業し休みなく事業に邁進する人
●真夜中まで働きながらも脚本家を目指してコンペに応募し続ける人
などなど
みんなの共通点。
それは、何らかの決意のもと、一つのことを毎日続けているってこと。
結果、それぞれがわずか１〜２年でみんな有名になったり成果が上がっていて。
正直。羨ましかった。
なぜそんなにパワーが続くのか、不思議で仕方がなかった。
彼らの活動を普段から見て、たまに会って話したりして気づいたこと。
みんな、夢中だ。
やらされているのではなく、自分の意志で好きだからやっている。
それも毎日、途切れることなく。
後から思えば１〜２年だけど、１〜２年間毎日何かを続ける気力はハンパない。
僕はここ数年、複業を始めました。
これは僕の人生にとって大きなチャレンジ。
想いがあってやっているんだけど（あらためて書きますね）、複数の仕事を同時進行するために時間やパワーのバランスを調整して進めています。
マルチタスクは20代で磨かれたし、僕らしい生き方だなと思えるようになった。
でも同時に。
特定の何かに夢中になることはないんだろうと勝手に思っていました。
他がおろそかになりそうので。
そんな僕が今年、いろんなことに夢中になっています。
きっかけは突然だったり、偶然の出会いだったり様々。
・・・夢中って、ものすごい。
夢中
［名・形動］
１ 物事に熱中して我を忘れること。また、そのさま。
３ 正気を失うこと。また、そのさま。
デジタル大辞泉 より
初めての体験。
夢中になり過ぎて、我を失った時期もありました笑
最近は自分らしさ・バランスを取り戻しつつあって、これを書いています。
もう大丈夫。うまく熱を内に秘めるようにできるし、とても充実しているから。
せっかく夢中になれることたちに出会えたので、焦らずに、じっくりと向き合い、ひとつひとつ育てていきたいと思う。
恐らく、大きな何かを創れるんじゃないか、そんな予感がしています。
少し先になりますが、その時どんなことたちに夢中になっていたのかお伝えできれば。
趣味でも仕事でも恋愛でも。
夢中になれるって素敵なこと。
我を忘れるほど思いっきりのめり込んでみたら、新しい自分に出会えるかもよ。
shogo
