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【シリーズvol.2 】 就活を始める前に知っておきたいコト ~学生と社会人の違い シンプルver~

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みなさんこんにちは!ショーゴ(@sho_trip)です。

今年も早いものでまもなく7月という事で、再来年2018年卒の方でも早い人は夏期インターシップに足を運びだす時期になりましたね。

 

今回はシリーズ『就活を始める前に知っておきたいコト』の第2弾として、

『学生と社会人の違い』を取り上げます。

 

このテーマ、実は採用試験のグループディスカッションでよく出るお題のひとつです。

既に多くの方がweb上でも取り上げているテーマではありますが、僕は「あーしなさい、こーしなさい」というよくある《大人からの指南》という感じになりたくないので、簡単かつ本質的な部分にフォーカスしてシンプルにまとめてみました。

本質を掴んだ上で行動をどうするかは自分で決めればよいと思います。

それではどーぞ。

目次

  1. 本分
  2. お金
  3. 対価
  4. まとめ

※この記事における「学生」=大学生・短大生・専門学生といった義務教育以後の教育課程、「社会人」=会社に勤めている人 と定義しています。

本分

【本分(ほんぶん)=その人として本来果たすべき責務】

学生にも社会人にもそれぞれすべきことがあります。

● 学生の本分  ⇒ 勉強する

● 社会人の本分 ⇒ 仕事する

そんなの当たり前じゃん、って思うよね。

では聞きますが、勉強してますか?笑

僕は大学時代ほっとんど勉強してませんでした!

『アルバイト』と『音楽』と『大学祭の運営』のことしか考えてなかったです。

 

実際、学生の間は「勉強する」という本分を果たしてなかったとしても、試験の時だけ頑張るなど、要領よくやっとけば大きなペナルティはありません。

なんでペナルティがないかは後述しますが、社会人はそうはいきません。

 

お金

世の中の基本原則は『等価交換』です。(わたくしハガレン大好きです笑)

何かが欲しければ、それと釣り合う対価を渡さなくてはなりません。

価値を交換するのに最も世の中で使われる対価は『お金』ですね。

その点での学生と社会人の違いは何でしょうか。

● 学生  ⇒ お金を学校に『支払っている』

● 社会人 ⇒ お金を会社から『もらっている』

学生はお金を払っている側なので、それで学校に行かなかろうが、授業に出なかろうが本人の勝手です。学校は対価をもらっているので特に大きなペナルティを課す理由がありません。まかり間違って留年なんかしようものなら、さらに対価をもらえるのでむしろウハウハともいえます。

 

では社会人はというと、お金をもらう側になります。

もらうためには対価が必要です。

対価については次項でまとめますが、仕事をサボっている人にお金をもらう資格はありませんし、ペナルティが課されます。

(社内に存在されているだけでも、各種保険料をほぼ折半で会社が払わなくてはならない等、会社の負担があるので)

 

対価

前述したとおり、お金をもらうからには対価を提供しなくてはなりません。

● 学生  ⇒ お金を学校に『支払っている』

 【 対価 ⇒  知識を得る場所・環境 】

● 社会人 ⇒ お金を会社から『もらっている』

 【 対価 ⇒ 売り上げ・契約・技術などの成果 】

学生は学校にお金を払い、自分で選んだ自分が学びたい知識を得る場所や環境を対価として得ており、社会人は会社からお金をもらう代わりに、売り上げや契約を取ってきたり、技術を活用するなどの成果を会社に提供しています。

 

今思えば、自分は学生時代その対価を「うまく活用していなかったなぁ」としみじみ反省しています。

本来の対価ではなく、その学び場に集まっている「人とのつながり」や学び場を盛り上げるための「イベント」など副産物的なものにばかり時間を割いていたので。

それはそれで大切な価値ですが、お金を払った理由を考えるとちょいずれていたなと。

 

ただ社会に出ると、対価を提供する側になるので、しみじみする間もなく、会社から成果を挙げることを求められます。

そこには他社というライバルがいて、自身には評価・査定というハードルが課されるため、思い通りにいかないことや苦しいことがほとんどです。が、そんな中で成果を挙げられたときの達成感や評価されて得られるものは学生時代には味わえないことですね。

 

まとめ

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3つの視点から学生と社会人の違いを見てきました。 

両者の違いを分ける根本にあるものは、

対価・価値を『もらう側』なのか『あげる(生む)側』なのかということ。

 

学生時代はお金を払って価値をもらっていたので、その価値をどう使おうが、活かさなかったとしても自分の(親の)お金を無駄遣いしているに過ぎない。

社会人になると自分が価値(成果)を創り、会社に提供することではじめて対価としてお金をもらえる。

つまり、成果を生まなければ、お金をもらう資格がないという事。

 

会社に入ると自動的に給料が毎月もらえると誤解している人がたまに居ますが、そういう方は一度起業してみることをおすすめします。すぐにその意味が理解できるようになるはず。

 

最後に、言い方を変えると、学生時代と社会に出てからの違いとは

学生時代 = (知識の)インプット

社会人  = (成果の)アウトプット

であり、アウトプットするためには元になるものが必要です。

 

僕は仕事柄、世代広く、たくさんの方に会う機会がありますが、

僕が思う社会で成果を挙げ、活躍している人の共通点

【常に学び続けている人】

ですね。

 

インプットしただけでは自分のものにはならず、

アウトプットしてはじめてその知識や技術が自分のものになります。

社会に出てからもインプットとアウトプットの良い循環をつくっている人が、

周囲に人が集まり、成果の質も高く、活躍されていますね。

 

いかがでしたでしょうか。

これから社会に出る方には本質の理解に繋がり、

すでに社会に出ている方にはあらためての振り返りになっていれば幸いです。

 

次回のシリーズ『就活を始める前に知っておきたいコト』は、

『働き方 ~会社に勤める or 起業する~』

というテーマでお届けする予定です。

 

では、今回はこの辺で。

Thank you for your time!

 

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