【シリーズvol.1 】 就活を始める前に知っておきたいコト ~新卒採用って何?~
みなさんこんにちは。ショーゴ(@sho_trip)です。
2017年卒の新卒採用もひと段落、息つく間もなく2018年卒の方向けのインターンシップが来月あたりから順次スタートしますね。
各企業とも昨年よりさらにインターンシップの実施を加速させることが予測され、実質的な18採用戦線が早くもスタートしそうな展開です。
そんな企業側の状況はさておき、現在大学3年生の皆さんからすれば
「そもそも就活って何から始めていいかわからない」
「もうやらなきゃだめなの?」
といった声がよく聞かれます。
先輩や大学就職課からのアドバイスだけで進める人もいますが、結果うまくいかないことも実際に多々あります。
そこで、今回から「そもそも就職活動を始める以前に知っておいた方がいいこと」を僕なりの人事目線でつらつらとご紹介するシリーズをお届けします。
参考となれば幸いです。
目次
- 何のために新卒採用するのか
- 新卒採用に込める6つの考え方
- 次回予告
何のために新卒採用するのか
まずそもそも「新卒採用」って何なのか。ざっくり引用しますとこんな感じ。
日本で一般的に行われている、企業が在学中の学生に対して採用試験を行い、卒業後に入社させるという採用手法のこと。新卒一括採用は、日本の終身雇用制度と適合した、安定性の高い採用手法とされることが多いが、一方で新卒時に就職できなかった人が正社員になることが困難なことや、在学中の就職活動が学業に悪影響をもたらす可能性も指摘されている。
この手法に対しての賛否は様々あり、僕自身は今後を考えると『反対派』です。
実際、違うアプローチをプロジェクトとして個人的に動かしていたりもします。
が、これまでの日本の企業構造や大学の一般的な卒業時期など様々な要因により、現時点では主流な採用の考え方であるため、今回は特にその賛否については触れません。
では、企業側は何のために新卒採用をするのでしょうか。
一般的に企業で「正社員採用」を行なう場合、入口は大きく2つに分かれます。
1)新卒採用
2)中途採用
1)は先ほど記載した通り。2)は新卒採用以外と捉えてください。
この2つ、それぞれに求めていることが異なります。
それは、新卒採用は『ビジョン』に紐づき、中途採用は『欠員補充』の側面が強いということ。なので、面接で聞かれることも採用基準も違います。
今回は新卒採用のお話ですので、そちらにフォーカスしますね。
新卒採用は『ビジョン』に紐づく。
どんな企業にも「未来にこうなりたい」という想い、『ビジョン』があります。
何年後の理想像を示すかは企業により異なりますが、
新卒採用とはこの『ビジョン実現に向けて未来を創る人』を募るための採用です。
新卒採用に込める6つの考え方
では、企業側は新卒採用にどんな想いを込めているのか。
大きくは6つあると考えます。(一般的な新卒総合職採用の場合と捉えてください)
- 自社の成長戦略に焦点を当てる
- 成長戦略を3年後に担える人材を採る
- 育成を前提としている
- 高度なスキル・専門性を必要としていない
- 成長力をもたらす、志向・資質・人間性が採用基準
- 欲しい人を自社に振り向かせて採る
つまり、
新卒採用における「採用したい人材像」は、
その企業が未来にどうなりたいかという、ビジョン=成長戦略→事業戦略→ とブレイクダウンして設定しているということ。
なので、
「今何ができるか」よりも「今後成長しそうか」を感じ取れるかが大切。
じゃあ、
より早く成長できるのはどんな人か。大切なのは「人間力」=「愛されるチカラ」。
そして、
あくまで未来を創る採用であるため、
既存社員のレベルに合わせて採用するのではなく、
今まで自社では採用できていなかったレベルの人材に背伸びしてアプローチしたい。
そんなことを企業側は考えていたりします。
以下、結論。
《 新卒採用って何? 》
◎ビジョンへの「共感」がキモである
◎今ではなく、「伸びしろ」を重視する
◎原則、総合職・幹部候補の募集である
次回予告
いかがでしたでしょうか。
このように就活生の皆さんに役立つ、
『就活に入る前に知っておきたいトピック』を今後もまとめていきますね。
次回はグループディスカッションの頻出テーマで、
僕も毎年就活生から質問される、
『学生と社会人の違いって?』
を取り上げます。お楽しみに。
それでは今回はこの辺で。
Thank you for your time!
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